「ワーママこそ時短が必要」な理由

仕事に子育てに家事に、 ワーママって、本当に毎日フル回転ですよね。
お迎えのあとに買い物して、急いでごはん作って、気づけばもう夜。子どもはお腹ペコペコで不機嫌、キッチンには洗い物の山。
自分時間なんて、ほぼゼロ。
こんな毎日じゃ、気持ちに余裕がなくなっていきますよね。
私もまさにそうでした。
長女が1歳で仕事復帰直後は、毎日がバタバタで、夕飯づくりは1時間。
献立が決まるか不安だから、とりあえず食材をたくさん買うけど、ダメにしちゃう・・
毎日必死にがんばってるのに、思ったほど楽にならなくて。
疲れすぎたある日、キッチンで手が止まってしまい、「もう無理・・」と涙が出たこともあります。
そこで気づいたんです。
時短レシピや家電だけじゃ、根本は変わらないって。
必要なのは、「平日はサッと仕上げるだけ」にできる暮らしの仕組み。
モノ・行動・思考、この3つを整えることで、家事時間はぐっと減らせて、夕方のキッチンが息を止めて戦う「戦場」じゃなくなったんです。
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「時短の土台」で仕組み化

①「時短の魔法」=3つのムダを消す
私がたどり着いた「時短の魔法」の正体は、とってもシンプル。
それは、3つのムダを減らすことです。
その3つとは
①モノのムダ
②行動のムダ
③思考のムダ
「え、それだけ?」って思うかもしれません。
でも、この3つを意識して整えるだけで、平日の夕方がガラッと変わります。
それぞれ、私の体験も交えながらお話ししますね。
②「モノ」のムダを消す — 探す・迷うをゼロに
キッチンや冷蔵庫、ちょっと見渡してみてください。
賞味期限切れの調味料や、いつか使うつもりの保存容器が眠っていませんか?
実は、モノが多すぎると「探す時間」「片づける時間」「迷う時間」がどんどん増えてしまいます。
私も以前は、キッチンの引き出しを開けるたびに「どこにあるっけ?」と探していました。
でも、本当に使うものだけに絞ってからは、調理の動きがスムーズになり、迷うストレスもゼロに。
例えば、洋服も同じで、量を1/5に減らしたら「選ぶ時間」がほぼなくなったんです。
キッチンも同じ仕組みで整えると、時間と気持ちにゆとりが生まれます。
③「行動」のムダを消す — まとめ下ごしらえで平日15分
夕方は一日の疲れがピーク。
そんな時間に、ゼロから切って、炒めて、味付けして・・すべてやるのは、正直しんどいですよね。
私も以前は「前日寝る前に下ごしらえ」していましたが、これは単なる「時間の移動」で、根本的には楽になりませんでした。
そこで取り入れたのが、まとめて下ごしらえする方法。
例えば、週末30分で4日分の食材を、切ったり下味をつけるなどして、数日長持ちするようにしておく。
週末にまとめて下ごしらえしておくことで、帰宅後は包丁もまな板も出さずに15分で3品が完成します。
④「思考」のムダを消す 3つのリストで即決
毎日の献立、考えるのって地味に疲れませんか?
私も「今日は何作ろう?」とスマホで検索しているうちに30分経っていた、なんてことがよくありました。
そこで作ったのが、3つのリストです。
- メニューリスト(家族が好きな料理を、食材×所要時間などで一覧化)
- 買い物リスト(スマホで「買いたい⇔買った」を切り替えるだけ)
- レシピリスト(よく作る料理をジャンル別にまとめて、サッと出せるように)
このリストがあると、献立も買い物も迷わず決まり、冷蔵庫の中も把握しやすくなります。
結果、頭の中がスッキリして、「今日はこれ作ろう!」とすぐに行動できるようになりました。
この「3つのムダ」を減らすだけで、毎日の家事時間は驚くほど短くなりますよ。
ここからは、この時短ライフを支えてくれる、「時短の土台」についてお話ししますね。
「時短の土台」で仕組み化

「時短の土台」で、暮らしがラクに回り出す
夕方、バタバタして気づいたら疲れ切っていた…そんな毎日を卒業するには、「時短の土台」を整えるのが近道です。
ただモノを減らしたり、時短家電に頼るだけでは、また元に戻ってしまう。
だからこそ大事なのが、「仕組み」なんです!
この「時短の土台」は、5つのステップでできています。下から順に整えていくことで、どんなに忙しくても、夕飯が15分で完成する暮らしが実現できます。

①料理力 — 「おいしい」を迷わず再現
まずは一番下の土台、「料理力」。
これは、レシピを完璧に暗記することではありません。
火加減や食材選び、段取りの流れが自然にわかるようになり、「今日は何を作ろう?」に迷わず、短時間でもおいしいご飯がつくれるようになる力です。
「子どもが“おかわり!”と言ってくれた」そんな喜びが増えると、料理そのものが楽しくなり、自信もついていきます。
②環境 — 動きやすく整ったキッチンに
次に整えるのは「環境」。
毎回探し物ばかりで、調理に時間がかかる…それは、モノが多すぎたり、動線が悪いからかもしれません。
今の暮らしに合っていない道具やストックを見直し、作業台は「いつも何もない状態」に。
そうすると、「振り向くだけで料理できる」キッチンになり、洗い物や片づけまでぐんとラクに。家族も自然と手伝いやすくなります。
③時間 — 夕方に頼らない「まとめ下ごしらえ」
3つ目の土台は「時間」。ここでのポイントは、夕方にすべてを詰め込まないこと。
週末やすき間時間に「まとめ下ごしらえ」をするだけで、平日は「仕上げるだけ」でごはんが完成。
たとえば、3〜4日持つ下ごしらえを30分で仕込めば、平日は15分で3品完成。野菜もきちんと摂れて、献立の悩みもなくなります。
④習慣 — 考えずに動ける「型」をつくる
時短を定着させるためには、「習慣化」も必要です。
「毎週〇曜に買物」「週末に30分だけ仕込み」など、自分に合った1週間のリズムを持つことで、悩まずに自然と動けるようになります。
普段悩んでしまうことを、リストを使って、メニュー・レシピ・買物を「見える化」しておけば、「今日は何にしよう?」の迷いからも解放されます。
⑤余裕 — 家族が動ける冷蔵庫に
最上段は「余裕」です。
整った冷蔵庫・冷凍庫は、単なる収納ではなく「お助け」の存在に。
見える化された配置、使い切れる量、すぐ使える下ごしらえ食材がそろっていれば、急な予定変更にも慌てず対応できます。
ピンチの時も「この冷凍おかずがあれば、5分でメインが作れる!」などの保険が常にある状態になっていると、安心できますよね。
さらに、家族も「ここにアレがある」と分かれば、自然と分担も進み、ひとりで抱え込まずにすむようになります。
この5つを順番に整えていくだけで、「がんばらなくても整う仕組み」ができていきます。
結果、料理がラクに、夫婦関係が良好に、自分時間まで持てるようになります。
これが「時短の土台」の力です。
この時短の土台を順番に整えると、「ラクしてちゃんと」が自然と続く仕組みができます。
次のブロックでは、この仕組みがもたらす驚きの効果についてお話ししますね。
「時短の魔法」がもたらす効果

家事時間が1/3に!毎日2時間のゆとりが生まれる
「時短4つの土台」を整えると、まず変わるのは家事にかかる時間です。
私の場合、以前は1日3時間かかっていた家事が、今では1時間ほどで終わるようになりました。
これ、数字にするとすごいんです。
- 毎日2時間のゆとり
- 1週間で14時間
- 1ヶ月で約60時間
- 1年で約730時間(=ほぼ1ヶ月分!)
この時間を、自分や家族のために使えるようになると、暮らしの質がぐんと上がります。
家族の協力と笑顔が増える
意外かもしれませんが、時短が進むと家族の協力も自然に増えます。
キッチンや冷蔵庫が整っていると、家族も「どこに何があるか」がすぐ分かるので、「あれ取って」「これ洗って」がスムーズに。
私の家では、夫が配膳や後片づけを手伝うのはもちろん、子どもたちもお皿並べや食材運びをやってくれるようになりました。
「ママの仕事」が「みんなの仕事」に変わっていくと、自然と笑顔が増えます。
仕事・お金・健康・夫婦関係まで好転!
時短は、家事の負担を減らすだけじゃありません。
暮らしの土台が整うことでゆとりが生まれると、こんな変化も起きるんです。
- 仕事面:夕方の疲れが減るので、仕事にも集中できる。資格勉強や副業に挑戦する余裕も。
- お金面:食材を無駄にしなくなり、外食やコンビニ頼りが減るので食費が節約できる。
- 健康面:下ごしらえしてあるから、野菜たっぷりの食事を用意しやすくなる。子どもの偏食改善にも効果あり。
- 夫婦関係:家事のストレスが減ると、夫婦の会話が増えて空気がやわらかくなる。
小さな時短の積み重ねが、気づけば家族の暮らし全体を底上げしてくれるんです。
ここからは、実際に今日から始められる「時短の魔法」の第一歩をご紹介します。
これをやるだけで、明日の夕方がちょっとラクになりますよ。
まとめ 「ラクしてちゃんと」を叶える時短の魔法

「時短の土台」を小さく始める
「時短の土台」や「3つのムダを減らす」と聞くと、なんだか大がかりに感じるかもしれません。
大事なのは、一度にやりすぎないこと。
たとえ5分でも「やれた!」という感覚が積み重なると、それが新しい習慣になります。
今日からすぐにできるのは、例えばこの3つ。
- 冷蔵庫の中から不要なものを3つ手放す
- 家族が好きな料理を5つ書き出す
- 野菜をまとめて茹でてみる
これだけで、明日の夕方がちょっとラクになりますよ。
時短は“手抜き”じゃない
ここまでお話ししてきた「時短の魔法」は、決して手抜きではありません。
むしろ、大切な時間をちゃんと使うための準備です。
モノ・行動・思考のムダを減らして、時短の土台を整えれば、平日は「仕上げるだけ」に。
その分、家族と笑ったり、自分のやりたいことをしたりする時間が増えます。
あなたの「本当にやりたいこと」は何ですか?
最後に、ぜひ考えてみてほしいことがあります。
「もし毎日2時間、自由な時間があったら、何をしたい?」
趣味? ゆっくりお茶を飲むこと? 子どもと公園に行くこと?
その答えが、あなたの時短のゴールです。
時短は、時間を削るためではなく、大事な時間を増やすためにやるもの。
今日からあなたも「時短の魔法」をかけて、暮らしにゆとりと笑顔を増やしていきましょう。
夕飯15分で3品!一生モノの時短力を身につける
時短アドバイザーの佐藤智実でした。
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