
「毎日バタバタで、夕方、何から手をつけたらいいの?!子どももお腹すいたって騒ぐし、仕事で疲れて家事もどんどん溜まってく!」
そんな日々に疲れていませんか?
実は、ワーママの時短には「一日の流れ」を意識したスケジュール設計と、家庭内の仕組み化がカギになります。
特別なテクニックよりも、続けられるリズムをつくることが大切です。
この記事では、ワーママが無理なく実践できる時短スケジュールの整え方3ステップをご紹介します。
時間に追われず、自分時間も確保できる、幸せな毎日のヒントにしてくださいね。
この記事を書いた人↓

ワーママが夕方バタバタする理由と解決法

「生活が詰まる夕方」の正体
夕方がこんなにも慌ただしいのは、単に「ごはんを作るから」ではありません。
お迎え、子どもの空腹、翌日準備、洗濯物の取り込みなど、複数のタスクが重なって、家族が帰ってくるタイミングで物理的にも心理的にも混乱しやすいからです。
仕組み化で「考える時間」をなくす
「今日のごはん何にしよう?」と迷う時間、「買い物に行くべきか?」判断する時間、冷蔵庫の中身を探す時間。
こんな思考のムダを減らすため、毎日同じ時間に、同じ動きをするだけで済む流れをつくると、自然と動けるようになりますよ。
ママ一人の努力では限界がある
時短や効率化というと「ママがもっと頑張る」という発想になりがちですが、それでは苦しくなるばかり。
ラクに持続は、できませんよね。
家庭を回すのは家族全体の「チーム戦」。
家族との連携で「やること」だけでなく「決めること」も含めて、シェアすることも大切です。
15分で作れる「料理の時短」の秘訣

家事の中でも一番負担が大きい「料理」
一日のスケジュール(時間割)を思い返してみると「料理に時間がかかりすぎ!」と感じるママが多いかと思います。
実際、共働きのご家庭で家事にかかる時間は3時間以上と言われています。
ナント、その半分以上が料理にかかっています。
夕飯づくりだけでも約1時間もキッチンに立つのはツライですよね!
これが15分に時短できたら、大きなゆとりが生まれますよ。
料理の工程を「組み替える」ことがカギ
時短のコツは「工程を減らす」より「工程の並べ方」を変えること。
例えば、朝ごはんの味噌汁は夜まとめて作っておく、副菜に使う野菜は週末にまとめて茹でておく、主菜の肉・魚は週末にまとめて切っておく。
ムダな行動をまとめることで、調理を「途中から」完成させるだけなら、15分以内でごはんが完成します。
ごはん作りは「時間の枠」で考える
「今日の献立、どうしよう?」と悩む時間が最大の負担。
自分がラクに作れる組み合わせを知っておくと、理想の時間内に作りやすくなります。
例えば「生姜焼きを焼きながら、サラダなら作れるわ」「お味噌汁を作りながら、お浸しなら作れる」など。
このように同時並行がラクにできると、夕飯を15分で3~4品作れるようになります。
最短動線で動けるキッチンづくり
調味料を取るのにしゃがむ、おたまを探すなど「小さなムダ」が料理のスピードを落とします。
「使うものを使う場所に」「ワンアクションで取れる」よう配置を見直してみましょう。何歩も歩いてお料理するのではなく「振り向くだけで料理ができる環境」に整えると、毎日時短できますよ。
もし、キッチン内のモノの量が多いご家庭なら、まずは使っていないモノを減らすことからスタートすると、時短への近道になりますよ。
週末30分で整う!「時短の土台」まとめ下ごしらえ

つくりおきではない!「長持ちまとめ下ごしらえ」
週末3時間かけてつくりおきしても、味が落ちたり、飽きたりしてガッカリしませんか。
「できたてを食べたいけど、イチから作るのはムリ」という方におすすめなのが「長持ちまとめ下ごしらえ」です。
野菜をただカットするだけだと、すぐに悪くなってしまいますが、例えば葉物やブロッコリーをまとめて茹でておけば、冷蔵庫で3日間保存できます。和え物やサラダをサッと作れるので、とても便利です。
平日やりたくないことを「引き算」する
「お肉切ったまな板、ベタベタして洗うの面倒」と、夕飯づくりの最中にイラっとしませんか?
このような「この忙しい時間にやりたくないのに!」という作業を、週末にまとめてやっておくと、平日の夕飯づくりのストレスと時間を大幅に減らすことができますよ。
例えば、豚バラ肉は一口大にカットしておけば、豚汁などの汁物・炒め物・焼きそばなど、幅広いメニューに使えて便利です。
忙しくても整う!「ワーママの時間割」の立て方

スケジュールは「余白」を先に入れる
忙しいワーママほど「スケジュール=タスクを詰める」と思いがちですが、大事なのは「どこに余白をつくるか」。
睡眠・リフレッシュタイム・子どもとの時間など、大切なことを先に確保しましょう。
その上で、やるべきことを埋めていくと、「やりたいコト」「やるべきコト」が両立できる、理想の時間割になりますよ。
「朝時間」「夕方時間」の活かし方
朝、心と体が元気な時間に10分だけ、部屋の片づけやプリント整理などを済ませると、夕方の負担が減ります。
逆に疲れ切った夕方は「決まったことを繰り返す」ルーティン化で、判断力が落ちる時間帯もスムーズになりますよ。
「1日トータルで、どう動いたら自分のパフォーマンスが上がるかな?」と考えると、ベストな動き方が見えてきます。
自分だけが頑張らない!夫婦の家事戦略

「手伝う」から「任せる」へ
「夫は手伝ってくれるけど、結局私が指示しないと動いてくれない」という声をよく聞きますが、「手伝う」意識ではママの負担は減りません。
「ゴミ出し担当」「洗濯物たたみは毎日21時までに」など役割を固定し、判断を必要としない「家族のルール」を一緒に作ると、安心して手放せますよ。
家族で動ける「見える化」の活用
家事を分担しても「うまく伝わらない」「忘れられる」問題が起きますよね。
例えば、家事分担表をみんなで手書きで作る、ホワイトボード・付箋(ふせん)・家事アプリなどで、家族全員が「見て分かる仕組み」をつくると、声かけや指示が不要になり、誰が何をやるかをラクに共有できます。
時短で整った先にある「私の時間」を取り戻そう

1日15分、自分のための時間
たった15分でも「自分だけの時間」があることで、心は大きく変わります。
子どもが寝た後の15分を、スマホでなく読書やお茶の時間に。
朝家族が起きる前に5分だけ、深呼吸する。
小さな「私だけ」の時間が、自分を取り戻す支えになります。
好きなことを我慢しない暮らし
ママになると「自分の好きなことはあとで」と我慢しがち。
でも本当は、ママが楽しく過ごす姿が子どもにとって安心で心地よいもの。
おしゃれ好きなら週1回お気に入りの服で出勤、甘いもの好きなら一人時間にこっそり楽しむなど「小さな好き」を組み込みましょう。
時短の工夫や家事の仕組み化は、「自分のために時間を戻すため」にあります。
自分を満たす時間があることで、家族にももっとやさしくなれます。心のゆとりがあるだけで、人生の幸福度はぐんと上がりますよ。
ぜひ、できる工夫から暮らしに取り入れてみてくださいね。
毎日がんばるあなたの「心のゆとり」を応援しています。
夕飯15分で3品!一生モノの時短力を身につける
時短アドバイザーの佐藤智実でした。
