
「もし、朝ごはん作りが、たった5分で終わったら?」
子どもをニコニコ送り出して、自分もゆっくりコーヒーを一口飲んでから出勤。
そんな余裕のある朝、ちょっと憧れませんか?
実は私、毎朝5分で朝ごはんを作れています。
しかも栄養バランス良く、4品も!
でもこれは、時短料理のプロだからできるわけじゃありません。
私も昔は毎朝バタバタで、「あぁ、また今日もギリギリ」って自己嫌悪ばかり。
でもちょっとした工夫で、今では “5分で4品の朝食” も無理なく続けられるようになったんです。
この記事では、どうしてそれができるようになったのか?
今日からマネできる小さなコツは何か?を、私の体験も交えながらお伝えしますね。
「もう朝がつらい…」って思ってるママこそ、ぜひ読んでみてください。
きっと明日の朝が、ちょっとラクになりますよ。
この記事を書いた人↓

毎朝バタバタしていませんか?

朝から疲れきってしまう理由
ワーママの朝って、本当に慌ただしいですよね。
子どもを起こして、着替えさせて、ごはんを用意して、自分の支度もして・・気づけば時間ギリギリ。
「あと10分早く起きればよかった」と後悔しても、毎日同じバタバタの繰り返し。
私自身も、長女が1歳で育休復帰したとき、朝が本当に辛くて仕方ありませんでした。
朝食づくりだけで30分もかかってしまい、子どもはグズグズ。特に子どものイヤイヤ期は、想定外のことが毎日起こるので、家を出るまでに、もうヘトヘト・・
保育園に着く前から、一日のパワーを使い果たしていました。一体いつまで、この苦しさが続くんだろう・・もうムリ・・と、擦り減る毎日でした。
でも、ツライ原因は、「私が頑張っていないから」ではなかったんです。
問題は、朝をラクにする「仕組み」が整っていなかったことでした。
時間が足りないのは当たり前。だからこそ、「準備の仕方」を変える必要があったんです。
「時短=手抜き」じゃない、心にゆとりを生む工夫
「朝ごはん、パンとバナナだけでごめん」
「またレトルト使っちゃった…」
便利なものに頼るたびに罪悪感を感じたこと、ありませんか?
私もそうでした。
テレビやSNSで素敵な手作り朝食を見ては、「私もちゃんとやらなきゃ」とプレッシャーを感じていました。
でも、今ならはっきり言えます。
時短は、手抜きじゃない。
むしろ、自分と家族の健康も守れる、素晴らしい選択です!と。
朝に余裕が生まれれば、子どもと目を合わせて話ができる。
自分のリフレッシュや勉強、趣味の時間を少し確保できる。
それだけで、一日の気分がガラリと変わります。
「ラクしてちゃんと」できる方法を知っていれば、
忙しくてもちゃんと栄養がとれて、笑顔で送り出せる朝がつくれるんです。
たった5分で朝食4品!魔法の「時短料理ルーティン」

① 主食のパターンを決める
朝は迷っている時間さえも惜しいもの。
だからこそ、「主食はこれ」と決めておくだけで、準備がグッとラクになります。
我が家では、基本は冷凍ごはんをチンするだけ。たまにパンの日もありますが、朝に焼くだけの冷凍食パンやロールパンを常備しておけば、迷わずに済みます。
冷凍ごはんも、炊いたときに1回分ずつラップして保存しておけば、朝の準備はわずか数十秒。
「今日はごはん?パン?」の問いかけさえ、不要になるほど習慣化されますよ。
② 野菜・汁物は「まとめ下ごしらえ・まとめて作る」で時短
野菜を摂りたいけど、朝から切るのは正直しんどい・・
そんなママにおすすめなの、野菜をすぐ使える状態にしておく(まとめ下ごしらえ)と前夜のスープを温めるだけのラクチンスタイルです。
例えば、週末にほうれん草や小松菜をまとめて茹でておく。
平日の朝は、それをサッと炒めたり、味噌汁に入れたりするだけ。
汁物は、前日の夕飯で計画的に多めに作っておき、翌朝温め直していただきます。
これなら、包丁もまな板も出さずに野菜をサッと出せますね。
冷蔵庫の中に「すぐ使える野菜」があるだけで、朝のストレスがぐっと減りますよ。
③ タンパク質の準備は「朝5分ルール」でOK
卵や豆腐など、すぐに使えるタンパク源を常備しておけば、朝のメインづくりもすごくスムーズになります。
例えば
- 卵なら、フライパンひとつで目玉焼きやスクランブルエッグに。
- 豆腐や厚揚げなら、味噌汁にプラスするだけでOK。
- 前日に多め作ったシチューや豚汁のお肉は、温めるだけで立派なタンパク源に。
時間がかかりがちなメインも「火を使うのは1回だけ」「洗い物は増やさない」
このルールを意識するだけで、朝の時短はぐっと進みます。
④ フルーツで「のどごし良く食べやすく」
最後に、食卓がパッと明るくなるのがフルーツ。
朝からビタミンが摂れるし、何よりのどごしが良いので、寝起きの子どもも食べやすい、朝食の最強アイテム。
季節ごとサッと食べられる、いちご・さくらんぼ・ぶどう・みかんなどは、子どもも大好きですよね。
時間がある日は、りんごやキウイを切って盛り付けるだけ。
基本朝は、包丁まな板は、果物にしか使いません。他のおかずに手がかからないからこそ、ちょっと洗ったり切ったりする余裕がある「仕組み」になっています。
「先回り」で朝時間をスムーズに

先を見通して、朝にゆとりを
朝をスムーズにしたいなら、「まとめて効率良く」のひと工夫がカギになります。
といっても、「がんばって仕込む」必要はありません。
大切なのは、“朝にやらなくて済むこと”を1つでも増やすこと。
例えば
- ごはんは夕飯にまとめて炊いて、少量しか食べない朝はレンチン
- スープは多めに作り、翌朝分も確保する
- 茹で野菜は週末まとめて茹でて、朝はソテーするだけ
たったこれだけで、朝の「やることリスト」が少なくなり、余裕が生まれます。
週末30分で8品!平日がラクになるまとめ下ごしらえ
週末に30分だけ時間をとって、長持ちする下ごしらえを8品ほど作っておくと、平日の朝と夕方が、驚くほどラクになります。
コツは、美味しさを保てて3日以上持つ調理をすること。
例えば、ほうれん草や小松菜をまとめて茹でて冷蔵すれば、3日保存できます。
普通なら、「ほうれん草とコーンのソテーが食べたい」と思っても、ほうれん草を
「洗う⇒茹でる⇒切る」の3ステップを終えないと、ソテーを作れませんよね。
でも、まとめ下ごしらえがあれば、フライパンにポンっと入れて、炒めるだけ。
朝、ゼロからスタートしなくて済むことで、栄養バランスの良い朝ごはんをラク作れるんです。
ルーティン化のコツは「パターン」と「置き場所」
時短の最大の味方は「考えなくていい仕組み」です。
朝ごはんの流れを「温める → 焼く → 盛り付ける」と決めておいたり、
よく使う食材や道具の置き場所を固定しておくと、眠い朝でも、カラダが勝手に動くようになります。
- 卵・ウインナーは冷蔵庫のこの位置
- よく使う皿・コップは引き出しのここ
- 茹で野菜・下味冷凍はこの保存容器
「どこに何があるか」がパッとわかるキッチン&冷蔵庫は、朝の強い味方。
家族も手伝いやすくなり、ママの負担がどんどん減っていきますよ。
朝時間の使い方で、暮らしはもっとラクになる

朝にゆとりが生まれると?
もし、朝ごはんづくりが20分→5分に変わると、毎朝15分時短できますよね。
「たった5分の時短で、そんなに変わるの?」と思うかもしれませんが、そのたった5分が、朝の空気を大きく変えてくれます。
- 子どもを急かさずに済む
- 自分のリフレッシュや勉強、趣味の時間にあてられる
- 忘れ物のチェックを丁寧にできる
- 一息つく時間があるだけで、気持ちが落ち着く
朝が整うと、不思議とその日1日がうまく回るようになります。
気持ちに余裕があると、職場でもイライラせずに済んだり、子どもへの声かけも優しくできたり。
「朝って、大事なんだな」と気づけたのは、時短ライフを始めてからでした。
「理想の朝時間割」を描こう
もうひとつオススメしたいのが、「自分なりの朝時間割」を書いてみることです。
時間に追われるのではなく、時間を使いこなす意識を持つだけで、ぐっと変わってきます。
例えば
- 6:00 起床・お茶を飲みながら手帳タイム・身支度
- 6:30 朝食づくり・子ども起床・朝食
- 7:00 洗い物・出発準備・忘れ物チェック
- 7:30 ゆとりを持って出発
このように、「自分がどう過ごしたいか」から逆算して組み立ててみましょう。
さらに、1日の中にごほうびタイム(10分のコーヒー/子どもと手をつなぐ時間など)を入れておくと、「がんばろう」と思える原動力にもなりますよ。
まとめ 朝の時短は、家族の笑顔と自分時間を増やす魔法

「時短」は、家族を大事にする手段
ここまでお話ししてきた朝の時短術。
実はどれも、家族&自分への「愛」を形にするための工夫なんです。
「手を抜くこと」ではなく、大切なことに手をかけられるようにすること。
たった5分の余裕が、子どもの笑顔を見せてくれたり、
家族そろって「いただきます」と食卓を囲める朝を叶えてくれます。
「がんばらなくても整う朝」が、未来を変える
朝は、1日の質を決める、本当に大事な時間ですよね。
毎朝、バタバタと振り回されるのと、自分でコントロールできるのでは、雲泥の差!
だからと言って、完璧を目指す必要はありません。
視野を広げて、ほんの少し先回りするだけで、「ラクしてちゃんと」は叶えられます。
私は、暮らし全体を時短できて、朝のバタバタから抜け出せたことで、家族と笑って過ごす時間が増え、自分のやりたいことにも挑戦できるようになりました。
そのおかげで、面倒な365日のお弁当づくり生活にも、サラリと対応できる余裕ができました。あなたも今日から、「“朝をラクにする魔法」を、自分の暮らしに取り入れてみてくださいね。
その一歩が、あなたと家族の笑顔をつくってくれますよ。ファイト!
夕飯15分で3品!一生モノの時短力を身につける
時短アドバイザーの佐藤智実でした。
