モノに支配される暮らしから、モノと対等な暮らしへ
家の中から要らないモノがなくなったら手に入ったのは、モノとの「対等な関係」でした。
10年前の私は、モノに「支配」されていました。
お恥ずかしながら、かなりのストック王だった時期です。
例えば調味料は、廊下収納に醤油・みりんなどが2~3本ずつありました。
でも、どの在庫があったか不安になり、結局また買ってしまい、いつも賞味期限を管理することに疲れていました。
モノを管理できておらず、完全に「モノが主役」になっていました。
「もっとシンプルにラクに暮らしたい」
そう思い始めてから、10年がかりで不要なモノを減らし、ここ1~2年でようやく、快適な量になってきました。
そして、昨日・おととい。
「もっと、今の暮らしを好きになりたい」
そう想い立って、2日間かけて、家の隅々まで、整理・メンテナンスをじっくりと行いました。
年に数回整理をしているにも関わらず、要らないモノはゴミ袋3袋も出ました。
今回のお片付けのテーマは、こちらの3つでした。
⚫︎隅々まで見直し、古いモノは手入れ・新調
⚫︎紙類・小物も丁寧に整理
⚫︎取り出しやすい収納に改善
おかげでこの2日間で、主人や子どものモノを含めて家中のほとんどすべてのモノに、「自分の手で触れる」ことができました。
そして初めて、「家の中の全貌」をつかめた気がしました。
モノに支配されていた、昔。
モノと対等な関係の、今。
10年かけてようやく、
「モノを使いこなしている」という感覚に近付いてきたなと感じます。
モノをたくさん所有していた時は、不安感やイライラばかりでした。
いくらあっても満足感が得られない、不思議な状態でした。
一方で、本当に暮らしに必要な最低限のモノだけを管理する生活は、安らぎがあり、モノが愛しくなる、対等な心地よい関係でした。
人も暮らしも、毎日変化していくものだから。
その時々の、自分と家族に必要なモノだけを、きちんと選び取れるチカラが、心地よい空間と時間を運んでくれるのでしょうね。
あなたはモノと、どんな関係ですか?
時間・空間・ココロにゆとりを生み出す、キッチンのお片付け・掃除のコツが身につきます。